3,000万円のマイホームを購入する際に必要な頭金はいくら必要?
住宅ローンの頭金を入れるか否かで悩む人も多く、頭金ゼロで住宅ローンを組む人もいれば、頭金を1,000万円以上入れて住宅ローンの返済を軽減する人もいます。
この記事では、住宅ローンの頭金を入れる場合にいくら必要なのか、いくら頭金を入れれば住宅ローン1の返済が無理なく計画的にできるのかをシミュレーション含めて解説していきます。

私は住宅ローンアドバイザーの資格保持者です。
住宅ローンに頭金が必要な理由
住宅ローンを組むうえで、頭金が必要な理由はひとつで『住宅ローンの返済を軽減すること』です。
住宅ローンにはマンションや一戸建ての物件そのものの価格以外に利息がかかります。
この住宅ローンの利息についてシミュレーションで説明しますが、住宅ローンの借り入れ額が大きければ大きいほど利息額が上がり、返済期間が長ければ長いほど利息額が上がります。
よって、住宅ローンの借り入れ額はできるだけ抑えることが得策であり返済期間もできるだけ短くすることをおすすめします。
住宅ローンの頭金目安はいくら?
住宅ローンを返済計画通りに何十年も返済していくうえでポイントとなるのは、頭金を用意して負担を減らすことです。
頭金を用意できる人で目安にするべき頭金の金額は、住宅ローンの借り入れ額の10%前後を目安とするのが良いでしょう。
10%以上の頭金を用意することで住宅ローンにおける金融機関と住宅ローンの種類の選択肢が増加します。
住宅ローンの頭金が用意できない場合
住宅ローンの頭金が用意できない場合や、住宅ローンの頭金を用意できても10%は難しい人が多くいると思いますので、その場合には頭金として用意するのではなく、物件価格以外に必要な諸費用にあててオーバーローンをしないように頭金を入れていきましょう。
【住宅ローンシミュレーション】頭金ありとなしの場合
今回のケースとしては、マンションや一戸建てのマイホームの購入額が3,000万円、金利1%として返済期間を30年とし、500万円の頭金を用意した場合と用意しなかった場合に住宅ローンの返済額にどう影響してくるのかシミュレーションしてみましょう。
3,000万円の住宅ローンのへ頭金を500万円用意した場合
【頭金】500万円
【住宅ローン借り入れ額】2,500万円(3,000-500)
【金利】1%
【返済期間】30年
上記をシミュレーション定義とし、住宅ローンの保証料や保険・登記などの事務手数料は込みとする。
月々の住宅ローン返済額
【月々の返済額】80,409円
【利息合計】3,947,556円
【返済額合計】28,947,556円
2,500万円の住宅ローンですと、上記のような返済額(計画)になります。
3,000万円の住宅ローンのへ頭金なしの場合
【頭金】なし
【住宅ローン借り入れ額】3,000万円
【金利】1%
【返済期間】30年
頭金なしのため、住宅ローン借り入れ額は3,000万円となります。
月々の住宅ローン返済額
【月々の返済額】96,491円
【利息合計】4,737,068円
【返済額合計】34,737,068円
頭金を500万円用意した際の返済額と比べてみると、月々の返済額から利息までの金額が増額されています。
月々の返済額では16,000円もの差があり、利息も80万円ほど差があります。
3,000万円の住宅ローン!頭金まとめ
頭金はいくら必要か?
500万円の頭金を入れることで住宅ローンの返済額に大幅な影響がありました。
頭金は用意するべきか否かと問われれば『住宅ローンに頭金は用意するべき』と答えるでしょう。
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