住宅ローン控除でお悩みの方へ減税と確定申告についてお伝えします。
この記事では、以下のことがわかります。
1,住宅ローン控除
2,住宅ローン減税
3,年末調整
4、確定申告
5、給付(還付)金
住宅ローン控除とは
住宅ローン控除とは「個人が住宅ローンを利用してマイホームの購入をした場合、取得に係る住宅ローンの年末残高の合計額をもとに計算した金額を所得税額から控除する」のが住宅ローン控除で「住宅借入金等特別控除」ともいいます。
また、住宅の購入ではなく増改築した場合でも、一定の条件を満たせば住宅ローン控除の対象となります。
さらに、住宅ローンを利用していない場合でも、既存住宅について一定の条件を満たせば控除を受けることが可能となります。
住宅ローン控除を申請するほとんどの人が、住宅ローンを利用して住宅を購入すると思いますので、今回は住宅ローンを利用して住宅を購入した場合の住宅ローン控除について説明していきます。
住宅ローン減税とは
住宅ローン減税とは住宅ローン控除と違うの?
そう思われた人も少なからずいると思いますが、結論は住宅ローン控除も住宅ローン減税も同じです。
「減税措置」といわれるため、住宅ローン減税として掲載される住まい給付金などありますし、住宅ローン控除として掲載されるのは確定申告の方法や年末調整の方法がヒットしますね。
内容は同じですから、控除でも減税でも可です。
すまい給付金については国土交通省すまい給付金ホームページで掲載されていますので、ご覧くださいね。
年末調整と確定申告の違い
住宅ローン控除の申請方法は2つあります。
ひとつは、年末調整で還付金を受け取る方法。もうひとつは、確定申告をして還付金を受け取る方法です。
どちらでも還付される金額は住宅ローン控除に関しては同じですが、申請方法が異なるので覚えておきましょう。
住宅ローン控除を年末調整で申請する方法
住宅ローン控除を年末調整で申請する方法は、会社へ提出することです。
会社員の人は毎年、年末になると保険控除の書類や扶養控除等の書類を揃えて提出していると思いますが、その際に住宅ローンの「年末残高証明書」を追加で提出することで、住宅ローン控除の手続きを会社ですることが可能です。
「年末残高証明書」とは、年末時点で住宅ローンの残債がどの程度残っているか証明する重要な書類です。
住宅ローンの契約をしている金融機関から11月中旬から月末にかけて郵送されるため、大切に保管しておくことをおすすめします。※万が一手元にない場合は再発行できるので、住宅ローンの契約をしている金融機関へ問い合わせしましょう。
住宅ローンを年末調整で申請する際の注意点
前述の年末調整の申請方法で「簡単じゃん!」と思われた人もいると思いますが、住宅ローン控除を年末調整で申請できるのは、住宅時購入から2年目以降になります。
そのため、住宅購入1年目の住宅ローン控除の申請は、すべての対象者が確定申告での申請が必要です。
では、確定申告はどのようにおこない、必要書類はなんなのか。説明していきます。
住宅ローン控除を確定申告で申請する方法
住宅ローン控除を確定申告で申請する方法は、管轄の税務署へ必要書類を提出することです。管轄の税務署がわからない人は国税庁ホームページ(税務署を調べる)から住まいの郵便番号検索で調べられますので、ご活用ください。
確定申告には期限があり、2月16日~3月15日の間に確定申告を行うのが一般的な期間となりますので、期限を過ぎないように気を付けてください。
確定申告の流れとしては…
1,必要な書類を揃える
2,確定申告書に必要事項を記入し、管轄の税務署へ提出する
以上です。
住宅ローン控除を申請する際の確定申告に必要な書類
住宅ローン控除を申請する際、確定申告に必要な書類がいくつかあります。
1,確定申告書(A書式)
2,住宅借入金等特別控除の計算明細書
3,源泉徴収票
4,本人確認書類
5,住宅ローンの年末残高証明書
6,土地・建物の不動産売買契約書、工事請負契約書のコピー
7,土地・建物の登記事項証明書
8,認定長期優良住宅などの証明書(ある人のみ)
確定申告書A書式以外は、すべて手元にある資料ですので、必要に応じて準備しておきましょう。
確定申告の方法
確定申告については、インターネット上で申請が可能です。
必要書類で挙げた、確定申告書(A書式)についてはe-Tax 国税電子申請・納税システムから取得・そのまま入力できますので、そちらから確定申告を行うことをおすすめします。
最終的に入力が完了すると、そのまま電子申請するかプリントして書類を税務署へ郵送するか選択できますが、マイナンバーカードを取得していて、カードリーダーがあればインターネット上で完結できるため、おすすめします。
マイナンバーカード対応のカードリーダーは1,500円前後で購入できるため、長く使うことを考えれば割安です。
確定申告からどのくらいで振り込まれるのか
住宅ローン控除を確定申告で申請した場合、振り込みには1ヶ月~2ヶ月で指定した口座へ振り込まれます。
ただし、確定申告は個人事業主の人や自営業の人で期間中は大変込み合います。
そのため、期限内の最初である2月16日に提出できればそれだけ早めに振り込まれますので、早めに対応できる人は対応しておきましょう。
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