「住宅ローンの審査に落ちる人と通りやすい人は何が違いますか?」
住宅ローン審査の「基本」について質問される人が多くいます。
今回の記事では住宅ローン審査のポイントを簡単に説明していきますので、住宅ローンが通りやすい人になる為のポイントを理解する事で住宅ローンの審査に落ちない対策が出来る様になります。

私は住宅ローンアドバイザーの資格保持者です。
住宅ローンアドバイザーとは、住宅金融普及協会が認定する資格でお客様の立場に立ちコンプライアンスを遵守し適切なアドバイスができる資格です。
他の記事でも住宅ローンについて解説しています。



住宅ローンに審査は必ずあります


akizouさん
住宅ローンに審査は必ずあります。
マイホームを購入するにあたり、借り入れをする人は住宅ローンの審査に通らなければなりません。
住宅ローンの審査といっても、何をどう見られるのか。
住宅ローンの審査の仕組みの理解が必要となります。
理解度ひとつにしても、住宅ローン審査に落ちる人と通りやすい人の差がでることは理解しておいてください。
住宅ローン審査の流れ
住宅ローン審査の一般的な流れについては下記です。
1、事前申し込み
2、事前審査
3、本申し込み
4、本審査
5、契約
住宅ローンの審査で申し込みから契約までにかかる期間は、約4週間前後です。
住宅ローンの審査に通るか落ちるか見られるポイント


studiographicさん
住宅ローンの審査で見られるポイントとしては公に公表はされていませんし、住宅ローンの審査に落ちた人にも理由は詳細までは教えてもらえません。
しかしながら、ポイントを知らずに住宅ローンの審査を出して住宅ローンの審査に落ちることがあれば、本人だけでなく販売や仲介している不動産屋にもダメージを与えますので、不動産屋もポイントを抑えています。
住宅ローンの審査で見られるポイント(1)年収
住宅ローンの審査では、年収から支払い能力があるか否かの判断をするために必要な情報となります。
返済比率といって年収に対しての借入可能額が銀行や金融機関によって設定されているため、住宅ローンで希望の融資を受けられるか否かの情報です。
(例)年収500万円の人で返済比率30%の場合
年収500万円×30%=150万円(年間)
上記の例ですと、年間で150万円が組める住宅ローンの上限になります。
年間150万円ですから月に125,000円の支払いまでとなります。この返済比率を参考に、既に車のローンの支払いが毎月2万円ある人は
年間で126万円までとなり、月に105,000円の支払いまでとなります。
住宅ローンの審査で見られるポイント(2)職業
一般的に住宅ローンの審査で通りやすいと言われている人は下記の共通項目になります。
1、公務員か一般企業に勤めている
2、勤続年数が3年以上である
3、年収が300万円以上である
一方で、住宅ローンの審査で落ちる人は
1、契約社員やパートアルバイトの雇用形態
2、自営業や中小企業の経営者
3、勤続年数3年未満
という項目になります。
しかしながら、勤続年数が1年以上あれば基本的に住宅ローンの審査で落ちることは少ない印象です。
住宅ローンの審査で見られるポイント(3)借り入れ
住宅ローンの審査で一番注意が必要な内容は、住宅ローン以外の借り入れです。
これは前述したように返済比率に関わりますので、住宅ローン以外のローン(借り入れ)があればその分返済比率の額から差し引かれてしまいます。
多くは住宅ローン、奨学金やクレジットカードのリボ払いなどが生活していくうえで多い例です。
この借り入れがなければ希望の金額が組めたのに…と後悔する前に自分のローン(借り入れ)を把握しましょう。
住宅ローンの審査に落ちた意外な原因(理由)とは


桜咲きさん
住宅ローンの審査で落ちる意外な原因の一例ですが、あります。
「携帯電話の料金」です。
借り入れも滞納もない人が住宅ローンの審査で落ちたという事例があり、借り入れやローンは自己申告制で信用情報で照合してクリアになりますが、携帯電話の料金を滞納していた人がいました。
これも立派な滞納や借り入れと判断されてしまうことも少なくはありませんので、日常生活の「信用」を落とさないようにしていくことも重要です。
住宅ローン審査のポイントまとめ
住宅ローンの審査前におさえておくポイントは『住宅ローン以外の借り入れ額を全て把握しておく事』です。
これを肝に銘じて金融機関の調査内容と相違がないことを目指してください。
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